マスコミなどが、サードウエーブのタイミングでこぞってこの”ドリップ男子”と騒ぎ立てております。
では、ドリップ”女子”という言葉が無いのに何故、”男子”か?
一説によりますと、
・家庭でコーヒーを淹れるのは女子(お母さん・彼女)が当たり前だから?(コーヒーを淹れる=家事の一環)
・男子が淹れるのが珍しいから?(男性の女性化や、草食男子)
・コーヒーブームでマスコミは面白く、話題になる造語を作りたがるから?
など、色々考えられます。
たかが、「コーヒーをドリップする男子」=ドリップ男子と思うなかれ!
私の思うコーヒ―男子とは、
「自分の”空間”と”時間”を使うのが上手な人」の事を指す造語と思います。
それは何故か?
・私が、ドリップ男子だから・・・名誉挽回・・・・・。冗談です。
私が焙煎珈琲豆販売店を開業して、自分でマイヨ工房を調べて珈琲をお求めになる方に
実は、共通点を見出しました。
1.コーヒー機材にこだわる。
来店の際にコーヒー用品に非常に興味を持ち、それぞれの特徴や、既に自分の持っている機材への
こだわりを感じます。
どのメーカーのドリップが好みか?My Stileのこだわりです。
2.豆にこだわる。
豆にこだわる方でなければ、マイヨ工房を検索してまで来店されないと思います。
その方々のさらに共通点は、一店舗にこだわらず(満足できず)、常に新しい(美味しい)
コーヒーを探すという執念というか、探求心があります。
*当店では、飽きられない様に、新商品を日々探しております。
また、各種コーヒー豆に合った焙煎方法の条件出しに力をつぎ込んでおります。
3.時間を贅沢に使える。(余裕がある)
コーヒーを味わうとは、実は時間を要するものです。
お湯を温めて、豆を挽いて、ドリップして、初めて珈琲が飲めます。
最近は、缶コーヒー⇒コンビニコーヒーと”簡略コーヒー”も味が向上していると思います。
その時代にあえて、自分でドリップする余裕。まさに、贅沢なひとときです。
SLOW COFFEE STYLE
珈琲一杯のために、使える時間がある生活。まさに贅沢な余裕を感じさせます。
4.自分以外の人を満足させる。(余裕がある)
1から3が満たされて来ますと、自分だけで楽しむという領域を超えて行きます。
夫婦で楽しむ。彼女と楽しむ。家族で楽しむ。友人と楽しむ。お客様を楽しませる。
自分だけではなく、”至福の時間の共有”ができる。
茶道の極みに共通した満足感がそこにあります。(現代の千利休的な・・)
ドリップ男子には、日本男児の本能が、隠されていたのであります。
5.意外性
例えば、自分の自宅に友人(女子友)や友人の彼女が来訪する事がしばしば。
「コーヒー飲む?」と言って、お湯を沸かしている間にご自慢の”ドリップセット”ガサゴソ・・。
お待たせ、と言ってから、ドリップを開始。
ドリップする人が、ジャイアンだろうが、ゴリライモだろうが、女性陣はこの意外性にびっくり!!
次回から、ドリップ男子を見る目が変わります。
大雑把な様に見えて、実は”繊細”なんだなーっと。
これが、ドリップ男子の「真骨頂」です!!
但し、注意が1点あります。それは・・・あまり過剰にコダワラナイ事。
コーヒーは、楽しめれば良いのです。美味しければ良いのです。流儀はありません。
あまり過剰な人になると、堅物・潔癖症のレッテルを張られ、逆にマイナスになる事もあります。
コーヒーを差し出したら、「好きに飲んで」と言わんばかりに、砂糖とミルクを無言で置いてください。
これが、ポイントUpの極意です。
たかが「珈琲一杯」と思うなかれ!
コーヒー一杯で、人は幸せになるんです。
このコーヒー美味しいね。
茶道だと「結構なお手前で」というんでしょうね。
そうです、ハンドドリップは、
・豆の選定
・豆の粗さ
・ドリップの種類
・水
・抽出温度
・抽出速度
・器(Cup)
・場の雰囲気
などで、味が決まります。
これらを、考えて珈琲を淹れる!!
これが、ドリップ男子の世界観だと私は思います。
マイヨ工房のスローガン:
「コーヒーで幸せな生活を!」は、コーヒーの成分で健康な体と心のゆとりが生まれ、幸せになれる」
と言う事を表わしております。
茶道の道と珈琲道には共通の道が・・・
平成の世に司る「雅な心」。”静”という時間を使える事が、
日本男性の本来の姿なのかも知れません。
理系男子は、ドリップの抽出メカニズムに興味ないですか?
興味があったら入出して下さい。
これを見ればワンランク上の”ドリップ男子”になれます!
マイヨ工房では、ドリップ男子及び、女子の珈琲生活を応援致します。
・ドリップについて
・抽出原理
・焙煎理論
・各国豆のキャラクター
など、コーヒーをもっと知りたい方は、
マイヨ工房店舗で、店主に何でも聞いてみてください。
きっと、新しい珈琲の世界が広がると思います。
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